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Oracle TimesTen In-Memory Database Java開発者およびリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05166-01
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XLA MapMessageの内容

MapMessageには、C構造体ttXlaUpdateDesc_tとしてパブリッシュされた、XLA更新ヘッダー内のフィールドに対応する一連の名前/値ペアが含まれています。MapMessageに含まれるフィールドは、更新タイプによって異なります。

更新タイプ

JMS/XLA APIで返される各MapMessageには、整数値としてメッセージ内に記述されている更新タイプを示す__TYPE (アンダースコア2つ)という名前/値ペアが1つ以上含まれています。タイプは、整数値として指定されています。整数タイプと比較するために、com.timesten.dataserver.jmsxla.XlaConstantsに定義されている定数を使用します。次の表に、サポートされているタイプを示します。

タイプ
説明

ADD_COLUMNS

列が追加されたことを示します。

COMMIT_FIELD

コミットを含むメッセージ内のフィールドの名前。

COMMIT_ONLY

コミットが発生したことを示します。

CONTEXT_FIELD

バイト配列としてttApplicationContextに渡されたコンテキスト値を含むメッセージ内のフィールドの名前。

CREATE_INDEX

索引が作成されたことを示します。

CREATE_SEQ

順序が作成されたことを示します。

CREATE_TABLE

表が作成されたことを示します。

CREATE_VIEW

ビューが作成されたことを示します。

DELETE

行が削除されたことを示します。

DROP_COLUMNS

列が削除されたことを示します。

DROP_INDEX

索引が削除されたことを示します。

DROP_SEQ

順序が削除されたことを示します。

DROP_TABLE

表が削除されたことを示します。

DROP_VIEW

ビューが削除されたことを示します。

FIRST_FIELD

トランザクションの最初のレコードを示すフラグを含むフィールドの名前。

INSERT

行が挿入されたことを示します。

MTYP_FIELD

タイプ情報を含むメッセージ内のフィールドの名前。

MVER_FIELD

XLAレコードのログ・ファイル数を含むメッセージ内のフィールドの名前。

NULLS_FIELD

NULL値を持つフィールドのリストを含むメッセージ内のフィールドの名前。

REPL_FIELD

レプリケーションで更新が適用されたことを示すフラグを含むメッセージ内のフィールドの名前。

TBLNAME_FIELD

表の名前を含むメッセージ内のフィールドの名前。

TBLOWNER_FIELD

表の所有者を指定するメッセージ内のフィールドの名前。

TRUNCATE

表が切り捨てられたことを示します。

TYPE_FIELD

メッセージ・タイプを指定するメッセージ内のフィールドの名前。

UPDATE

行が更新されたことを示します。

UPDATE_DESCRIPTOR_FIELD

バイト配列としてttXlaUpdateDesc_tを返すフィールドの名前。

UPDATED_COLUMNS_FIELD

更新された列のリストを含むメッセージ内のフィールドの名前。

XLAフラグ

すべての更新タイプに対して、MapMessageには次のことを示す名前/値ペアが含まれています。

表6.1に、これらのXLAフラグを含む名前/値ペアを示します。各名前の先頭には、2つのアンダースコアが付いています。

表6.1 XLAフラグ
名前
説明
対応するttXlaTblDesc_tフィールド
__COMMIT
トランザクション内の最終レコードであり、この操作の後にコミットが実行されたことを示します。UPDCOMMITがオンの場合にのみ、MapMessageに含まれます。
TT_UPDCOMMIT
__FIRST
新規トランザクション内の最初のレコードであることを示します。
UPDFIRSTがオンの場合にのみ、MapMessageに含まれます。
TT_UPDFIRST
__REPL
レプリケーションによってこの変更がデータベースに適用されたことを示します。UPDREPLがオンの場合にのみ、MapMessageに含まれます。
TT_UPDREPL
__UPDCOLS
UPDATETUPレコードに対してのみ使用されます。このフラグは、操作で実際に変更された列のリストがXLA更新記述子に含まれていることを示します。セミコロンで区切られた列名のリストを含む文字列として指定されています。UPDCOLSがオンの場合にのみ、MapMessageに含まれます。
TT_UPDCOLS